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【酒井政利 時代のサカイ目】「生身の人間を応援するのと同じ」 エンタメ界の新境地を拓く“バーチャルアイドル”の可能性 (1/2ページ)

 バーチャルが現実世界に居座ろうとしている。

 音声合成・デスクトップミュージック(DTM)用のボーカル音源のキャラクターである初音ミクと挙式することをSNSに投稿し、話題になっている35歳の男性(公務員)。

 キャラクターとコミュニケーションを楽しめるマシンGateboxを使って今年2月からミクさんと同棲中だと言う。メーカーが期間限定で実施していた、キャラクターとの婚姻届を受理するサービスを利用して、結婚証明書も入手。特注の結婚指輪もすでに届き、挙式と披露宴は現実の会場で執り行うという。

 SNSには批判や中傷も多いようだが、ご本人は「これからは偏見のない、多様な生き方が認められる社会になればいいなと思います」。

 今年3月、日本政府観光局である独立行政法人国際観光振興機構のニューヨーク事務局が、「訪日促進アンバサダー」に「キズナアイ」を起用。「日本の食と魅力を発信する」とし、世間がざわついた。

 キズナアイとは、世界初のバーチャルYouTuber。独自の企画やゲームの実況、雑談などさまざまなジャンルで動画を制作、配信するキャラクターの名前。

 キズナアイのYouTubeサイトの登録者数は、サブチャンネルと合わせて320万超、総視聴回数は1億4000万超。AI界のカリスマ的存在だ。

 3月に発売したファースト写真集『AI』も好評で、7月には『Hello,Morning』で歌手デビューも果たした。

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