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【玉袋筋太郎 玉ちゃんの酔滸伝】本当にカッコよかったよ 「神の子」山本KID徳郁さんを偲ぶ… (1/2ページ)

 格闘家の山本KID徳郁さんが41歳の若さで亡くなりました。KIDさんはミュンヘン五輪のレスリング代表だった山本郁栄さんを父に持つ格闘技一族で育ちました。お父さまを神と仰ぎ、自ら「神の子」を名乗ったKIDさんが小さな体ながらも相手をたたきのめす姿はまさに野生そのもの。見る者を熱くさせるファイトスタイルが私は好きでした。

 KIDさんとはさほど面識がなかった私ですが、一度ハワイで行われたK-1の大会で一緒になりました。リング上の闘っている姿と違い、普段のKIDさんは本当に「気さくな兄ちゃん」感があり、その落差に「この人は天性の人をひきつける魅力を持つ男だ」と思ったものです。

 フランクな会話の中でKIDさんのプライベートなお話になりました。「最近、タカを飼っててぇ…」と聞いてあぜんとしました。当時、私の家も鳥を飼っていましたが、愛玩の鳥、セキセイインコでした。それなのにKIDさんは猛禽(もうきん)類のタカを飼っているというのです。

 かのマイク・タイソンがスキャンダルで没落する前の黄金時代に自宅でホワイトタイガーを飼っていたのは有名でしたが、強い男は強い動物を飼うものだなと納得したのです。

 KIDさんは続けます。「タカが近所を飛んでって帰ってくるとぅ、近所の迷惑なカラスとかハトが一切いなくなったってぇ、近所の人に感謝されちゃたりしてぇ」。そんな無邪気な語り口のKIDさんのタカ匠ぶりエピソードにハワイの青空の下、皆で笑いました。

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