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【みうらじゅん いやら収集】いつか存在自体が忘れ去られる日も… 「エロ・レーザーディスク」 (1/2ページ)

 断捨離は元々、性に合わないので一生、スッキリした気分は味わえない。それは仕方ないと物量道を真っしぐら。今では集めた物を先回りして“遺品”と自ら呼んでいる。

 「でも、残された遺族の方の身になって」

 などと、分かったようなことを言われると“お前の知ったことか!”と、ムキにもなるが悪い気もしてる。

 特にエロに関する物はな。

 ビデオデッキが壊れて久しい。それまでに何台も壊してきてるが最後に買ったデッキが不能となると、それに伴うAVビデオも無用の長物。一時期、引っ越しを機に大量に捨てたのだが、そのパッケージにある写真だけ引き出す作業に一カ月は要した。中身はかさばるのでパッケージだけ。それをファイルに入れるのにも相当な時間を費やした。たぶん一生、そのファイルを開けることもないだろうが、いつ何時“アレを!”って可能性も無きにしも有らず。僕はその時、満足して死ねるだろう。その時、悩んだのは他にもあって本棚の二段は占めるレーザーディスクってやつ。

 黒澤映画も怪獣映画もコレで買い直したというのにまた、レーザーディスク本体もブッ壊れて久しい。ビデオカセットと違い、LPレコードのようにかさばることはないけど大量だと同じ。そもそも買った時、いつか高値が付いたら売ろうなんて気はサラサラなかったし、どうやら中古屋のその棚を見ても全く価値がない。特にエロ・レーザーは。

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