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【大鶴義丹 それってOUTだぜ!】「いぶし銀」メーカーの大罪はどうして? ユーザーの“絶対的信頼”裏切ったKYBの改竄 (1/2ページ)

 世界的な産業部品メーカーKYBが、大型マンションや病院などの建物に使われていた免震制振装置の検査データを、不正に一部を改竄していたという。

 このニュースを知って、私たちのような乗り物好き、改造大好きの「輩」はとても驚いたはずである。

 知らない方は知らないだろうが、KYBというのは、自動車やバイクのサスペンションの世界最大規模のメーカーでもあるのだ。また今回問題になった装置というのは、基本的には自動車やバイクに使われるものが、そのまま巨大化しただけである。

 KYBはレース用の改造パーツなども多く扱っていて、そのメーカーイメージは、安くて質実剛健というものである。見栄えから、派手な海外メーカーのサスペンションを使う方もいるが、KYBは、見た目は地味でも中身は超一級という、まさに信頼の「いぶし銀イメージ」なのだ。

 私自身、数年前にもKYBのパーツを全面の信頼を置いてバイクの改造に使ったこともある。

 自分で言うのも厚かましいが、バイク雑誌3冊で連載コラムを持っているような、マニア中の超マニアである私からも信頼されているメーカーなのである。

 それらパーツの性能と品質は、日本人のモノ作りそのもので、流行や装飾を一切気にせず、愚直なまでにシッカリしているイメージなのだ。

 どうしてそんなメーカーが、あれほどまでに大事にしていた信頼に対して、稚拙な不正を行ったのかと、実際のユーザーとしてもこの事件の奥底が不思議で仕方がない。

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