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【ぴいぷる】EXILE・HIROからオファー “電飾の魔術師”藤本実さん「技術者としてでなくダンサー目線で考えている」 (2/3ページ)

 衣装は日々進化し、1体に1万個ものLEDを装着して無線で同期。数百人のダンサーを一度に光らせることもでき、ステージとも連動、アリーナ全体を光で包む演出も可能だ。HIROは粘り強い開発魂に敬意を表し、LED博士とも呼んでいる。

 「光とダンスの融合は、踊っている人にしか分からない微妙な動きやタイミングがあるんです。僕は技術者としてでなく、ダンサー目線で考えている。そこを信頼してもらえているのだと思います」

 華やかな表舞台とは裏腹に、“博士”の仕事は地味な作業の積み重ね。その精神力は8年前、政府が肝いりで天才クリエーターを発掘・育成する「未踏事業」に採択されたときに培われた。

 プロジェクトマネジャーの大阪大学・石黒浩教授から「技術はもういい。どんな表現ができるかとことん追求しろ。見たことのないものを作れ」と徹底して言われた。

 「人体の動きや光の点滅、目の錯覚、現象などを研究し尽くしました。全部やめたくなるほどでしたけど」。神戸大学の研究室にこもり、自分で作っては踊る繰り返し。完成した作品を世界的なメディア芸術祭に出品すると、海外から引く手あまたとなった。

 ■未知の世界への挑戦

 中学時代からの付き合いの妻と学生結婚したのもこの時期。毎日3時間の睡眠で、月に1日しか帰れず、「こんな自分でもよかったら」と妻の誕生日にプロポーズ。「そうでも言わなかったら振られると思った」末の決意だった。4年前に息子も生まれた。

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