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【大鶴義丹 それってOUTだぜ!】世界に広まる「右傾化」の背景… “心地良さ”を求める心理が極端な行動に走らせる (1/2ページ)

 ポーランドとの国境に近い、かつて共産主義体制下にあったドイツ東部のザクセン州。過疎化するこの地域では、ネオナチなど、極右系のコンサートが定期的に開かれるという。

 最近でもロックコンサートで、観客たちが「ジークハイル(勝利万歳)」とナチスのスローガンを叫び出したため、警察がコンサートを中止させた。

 このニュースを読んで私は「東部」という言葉に引っかかった。どうして共産主義体制化であったドイツ東部が、極右ブームなのであろう。これはとても複雑だなと、年末だというのに、ひとりうなってしまった。

 日本の右傾化問題とは歴史的背景が違うので、十把一からげに考えるわけにもいかないが、やはり世界的な右傾化には人の心を大きく動かす、何かしらの「力学」があるはずだ。

 そうした流れが強まるニュースは日々届いており、そういう世の中を生きていく知恵が必要だなとあらためて感じた。

 だが私は、俳優とは「政治音痴」で良いと思っている。あらゆる物語を自在に表現するためには、極端な政治信条心は障害になる。もし政治活動などへの強い衝動などがあるならば、別の仕事を選んだほうが効率が良いと考えている。

 俳優は、事件を起こすような「複雑な役」に挑むとき、台本に書かれていないような背景から設定していく。

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