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【大鶴義丹 それってOUTだぜ!】米が「正義の味方」で中国が「悪の組織」なのか 「備長炭」のようなファーウェイ事件を考える (1/2ページ)

 今年もネットは元気良く炎上した。検索サイトは、火気厳禁と大きく看板を出しておいたほうが良い。

 だが不思議なことに、良く燃える「素材」というのは、大概、「罪」の本質からは遠く離れた、小学校の道徳授業レベルの問題であることが多い。

 反対に、その「罪」の本質を見ることが難しい「素材」は、火がつき難い、固い備長炭のようである。ただし一度強く燃え始めると、その炎の威力はすさまじい。

 備長炭のような「素材」だとうなってしまったのが、中国の通信機器最大手、ファーウェイ副会長の孟晩舟氏が、カナダで逮捕された事件である。

 逮捕容疑は、米のイラン制裁違反容疑で、有罪になれば禁錮30年の可能性があるという。

 加えて、ファーウェイのスマートフォンには、情報を外部に送信するスパイ機能が追加されているという疑惑もある。

 この逮捕劇、孟氏が香港からメキシコに向かう途中で、カナダで航空機を乗り換えるところを拘束されたという。

 しかも孟氏は中国の大物中の大物であるファーウェイ創業者のまな娘というから、まるでトム・クルーズの映画のように、国家レベルでの「作戦」が繰り広げられていたことが透けて見える。

 要するに、超大物の唯一の「弱点」を捕らえることにより、複雑で巨大なパワーゲームが行われているのだ。

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