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【大鶴義丹 それってOUTだぜ!】カルロス・ゴーン事件に思う… 東京地検特捜部は本当に「正義の味方」なのか? (1/2ページ)

 カルロス・ゴーン氏の報酬不正記載事件。東京地検特捜部による最大の焦点は、退任後に受け取ることにした報酬額が確定していたのか否かだという。

 素人には、給料のもらい過ぎという以外は分かりにくい事案で、構図が見えにくいということもある。

 なぜか、この事件を、正義の味方が悪をたたくという、分かりやすい構図で受け止められないのが不思議である。

 実際に、日産がルノーに乗っ取られるのは国益に反するとした、国策捜査であるとの説を語る専門家もいる。

 だがそれ以上に、この事件に対する、私の生理的反応はどこからやってくるのであろう。先進国の最高司法機関が、こんな役者ごときに疑念を抱かれること自体が国家的な異常事態ではないだろうか。

 郵便不正事件や陸山会事件で、特捜部の検事が証拠物を改竄したり、不適切な調書を作成したり、内容虚偽の報告書を作成したりしたという「大犯罪」を例に挙げるまでもない。

 また、ロッキード事件は、中国に近づきすぎた田中角栄元首相をキッシンジャー氏が「刺した」という話は、今や当たり前のように史実として語られる。そしてその刃として使われたのも、まさに特捜部である。

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