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【酒井政利 時代のサカイ目】レコ大はもっと「大賞」の重みを 紅白には世代超えたアーティストの出場が必須 (1/2ページ)

 平成最後の年の暮れ、音楽番組がにぎわいを見せた。

 『第60回輝く!日本レコード大賞』は、乃木坂46の『シンクロニシティ』が大賞に輝いた。2年連続受賞となったが、どこか精彩を欠いていた。DA PUMPの『U.S.A.』が有力視され、彼らの登場で会場の熱量が一気に上がったため、彼女たちが薄れてしまったのかもしれない。

 発表後、SNSでは選考への不満が相次いだ。『U.S.A.』は動画の再生回数が1億2000万回を超え、年齢性別に関係なく楽曲とダンスが浸透したが、外国曲なので外れたのだろう。

 番組では、Winkやピンク・レディーなど過去の大賞受賞者が当時のダンス曲の代表ともいえる大賞曲を披露。『淋しい熱帯魚』を歌ったWinkのフランス人形のような衣装、『UFO』などをメドレーで歌ったピンク・レディーの往時を思わせるキレの良いダンス。いずれもザ・アイドルど真ん中で、今のアイドルはとてもかなわないだろうと思わせる完成度の高さだった。

 全体的にショー構成だったが、長時間だったため途中で緩慢さが出ていたのが残念。「大賞」が軽んじられているような構成より、もっと「大賞」の重みを強調すべきではないか。

 レコード大賞にはいまなお人気の高い昭和歌謡というコンテンツがある。これをもっと生かせば国民の視線をさらに番組に向けられるだろう。

 大みそかの『第69回NHK紅白歌合戦』。松任谷由実、生放送で歌うのは初めての米津玄師、特別枠とはいえ北島三郎の復活、サザンオールスターズなど国民待望のメンバーの出演で放送前から期待が高かった。

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