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【酒井千佳の気分は明朗快晴】気象台業務自動化も…機械化の波に複雑な心境 (1/2ページ)

 気象、地震、津波、火山などの現状の観測や予報を行い、情報を発信している気象庁。私も毎日天気予報の予測や解析のために気象庁からたくさんの情報を得ています。

 そんな気象庁の予算は年間約600億円。国民1人当たりに換算するとおよそ500円になります。1年に500円という金額をどう見るか。年々甚大な気象災害が増え、防災が重大な課題になっている今、さまざまな業務を担う気象庁に対する額としてはかなり少ないなというのが個人的な印象です。

 気象庁の出先機関である気象台で、今後業務が自動化されるという報道がありました。これまで長年にわたって、晴れ・曇りなどの天気や視程などは地方の気象台職員が目視で観測していました。しかし気象衛星や気象レーダーなどの観測技術の発達で、総合的に大気の状態が把握できるようになったとして、目視観測が自動化されるということです。2月1日から、関東甲信地方の8つの地方気象台で変更されます。

 これを聞いたとき、率直に残念だと感じました。人間の行ってきたことが機械に置き換えられることになった寂しさ。それだけでなく、長年の目視観測の積み重ねのデータというものは大きな財産であるのに、それを止めてしまうことに対する不安。

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