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【酒井政利 時代のサカイ目】「民謡×ヒップホップ」奇跡のコラボ! 演歌不振を支える… 藤あや子『秋田音頭-AKITA・ONDO-』 (1/2ページ)

 コラボが定着した平成。衣食住すべてであらゆる組み合わせがヒットの原動力になった。その最終章を飾るかのように民謡とヒップホップがコラボした。

 藤あや子の『秋田音頭-AKITA・ONDO-』だ。音楽プロデューサーのm.c.A・Tと組み、秋田民謡とヒップホップを融合させた。

 秋田生まれで幼い頃から民謡の踊り手としても育ってきた藤と、80年代のブラックミュージックを取り入れて活躍するm.c.A・Tの“ヒップホップ民謡”ともいえる『秋田音頭』。

 民謡で鍛えたのどで歌い上げる声がヒップホップのリズムに乗り、「かっこ良すぎる!」「ヒップホップに乗った秋田弁がすごく妖艶」と民謡にも演歌にも関心がなかった人たちからネット上で絶大な支持を受ける。

 秋田音頭の「きたかさっさー」という合いの手の部分には、“ヤクヨケダンス”と名付けられた振りが付いた。振り付けはDA PUMPメンバーのTOMO。

 「“いいねダンス”みたいにキャッチーなものにしたくて、“いいねダンス”を振り付けたTOMOさんにお願いしました」(藤)

 「“厄を払って福来たる!”を込めて振り付けました」(TOMO)

 災いや厄を跳ね退ける手の振り、元気よく生きていこうという力強いガッツポーズをイメージし、どの世代でも、座っていても踊ることのできる振り付けだ。藤の冒険心が演歌界に新風を吹き込んだようだ。

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