記事詳細

【大鶴義丹 それってOUTだぜ!】傷心の中高年に染みわたる…吉田類の魅力は「昭和的安堵感」 (1/2ページ)

 おそらく夕刊フジ読者で、BSチャンネル随一の人気番組ともいえる「吉田類の酒場放浪記」を見たことがないという方は少数であろう。私も同番組の熱烈なファンで、再放送も含めてほとんど見ている。

 番組が始まったのが2003年なので、当時はBSチャンネル自体が、今ほどメジャーな存在でなかった時期である。私も同時期、BS某チャンネルでレギュラー出演していた番組があったが、毎週放送されているにもかかわらず、番組の認知度はかなり低かった。

 当時の記憶では、コラムニストか作家のような渋い中年男性が、老舗居酒屋などで勝手に酔っ払ってレポートしているだけの既成のテレビ的既成概念からすると「実に不思議」な番組であった。

 正直言って、その時点では出演者が有名なわけでもなく、番組の作り方が特別に斬新なわけでもなく、ただ、見知らぬ中年おじさんが居酒屋をのんびりとレポートするだけの番組というイメージである。

 しかしその番組は一気に話題となり、吉田類という名前も、瞬く間に老若男女を含めた全国区のモノとなった。

 この番組がBSチャンネルにおける歴史的人気長寿コンテンツになると、番組放送開始時点でその魅力に気付いていた方が何人いるであろう。

 もしかすると番組プロデューサー自身も予見していなかった可能性もある。

関連ニュース