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【大鶴義丹 それってOUTだぜ!】コンビニ騒動のウラにある「無理」 イマドキの「蟻の一穴」ナメないほうがいい (2/2ページ)

 私などは無駄におせっかい体質なので、昨今ではコンビニに行くたび、アルバイト店員さんが深夜からのシフトで疲れていないか、またオーナーらしき方がレジに出ているときなどは、この人はフランチャイズ契約に悩んでいないかなどと余計な心配をしてしまう。

 だから忙しそうな時間帯では、振り込みの支払いや宅急便をお願いしにくかったり、100円のドリップコーヒー1杯だけでは申し訳ないなと、気後れしてしまうのだ。

 先日などは、後ろに列ができていたので、電子レンジでの温めを辞退してしまい、パスタを冷たいまま食べたくらいである。

 つまり、今回の一連のコンビニ業界の騒動により、気軽にコンビニを使いづらくなってしまったのだ。

 これは嫌みや冗談などではなく、ここまで市民生活に密接な存在であるコンビニは、本社からフランチャイズオーナー、アルバイトさんまで、そこに関わるすべての方が気持ち良く、まっとうに商いし続けてもらいたいという願いである。

 また、こういった「無理」は昔と違い、結局、すべて社会的に露呈してしまうというのがこのネット時代である。

 そして結果的に「蟻の一穴、天下の破」というように、些細なトラブルが、上場企業の根幹を揺るがすことも珍しいことではない。

 偉い人はイマドキの蟻をナメないほうがいい。

 ■大鶴義丹(おおつる・ぎたん) 1968年4月24日、東京都出身。俳優、小説家、映画監督。88年、映画「首都高速トライアル」で俳優デビュー。90年には「スプラッシュ」で第14回すばる文学賞を受賞し小説家デビュー。

 主な出演番組は「アウト×デラックス」(フジテレビ系)など。

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