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【みうらじゅん いやら収集】“性神”パワーに驚くばかり…自転車のサドルや車止めに跨る姿に警鐘 (1/2ページ)

 確信犯ならぬ“確珍犯”が、この世に存在する。しかも、辺鄙なところにあるわけではなく堂々、都会のド真ん中にいたりして僕を驚ろかす。ここで敢えて、僕を、としたのは世間一般は余り関心が無いのか、または全くその存在の意味に気付いていないのであろう。

 “確珍犯”これは僕の考えた造語で、言葉自体もほとんど流布していない。だから、「そこを跨(また)ぐな、危険!」と、警鐘を促したところで、それを言われた者(特に女性)はポカンとするばかりで「まだ、結婚もしてないので助かりました! どうもありがとうございます」と、感謝の言葉を聞いたことがない。

 一体、僕が何を言っているのか? サッパリ意味が分からない人に説明しておくが、確珍犯とはすなわち“性神”のことであり、男根の形をした御神体。かつては金精(こんせい)大明神などと呼ばれ、出産や性病治癒に効験ありとされてきた。都会ではあまり見かけない石像にも、正面は男女の神が仲良く肩を寄せる姿を彫った(いわゆる道祖神)が、その光背に当たるところが男根を型取っているものなどあり、性神信仰はまだ息づいている。

 が、しかし、それに替わって都会ではやたら頭部が丸く、カリ首に当たる部分に切れ込みの入った一般には“車止め”といわれるポールが立ち並んでいる。その形状は誰が何と言おうと男根そのものであり、そんなものについ腰を掛けてしまってる女子を見かけた時、僕の警鐘が鳴ってしまうわけだ。

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