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【大人のTV】人物設定ガッチリでストーリーきっちり 異色刑事ドラマの続編「警視庁捜査資料管理室」 (2/2ページ)

 で、破綻させないために実は必要なのが、細かい人物設定。ワンシチュエーションのドラマだからと甘く見てはいけない。登場人物の背景もしっかり作り込んでおかないと、なぜ主人公はそう考えたのかという点に、ほころびを生じさせかねないからだ。

 明石にしても、「幼い頃から妄想癖があり、鉄道オタクだった」とか、「小学生のときに読んだ松本清張『点と線』がきっかけでミステリーにはまった」とか、こういう人間が構築されたわけが納得できるような人生を歩んできている。

 さらには「4年前に離婚し、今は一人暮らしだが、月に1度だけ会える娘の自慢のパパでいたい」という悲哀まで持っている。これで明石というキャラが生きてくるのだ。全11話。今度はどんな謎を暴くのか、楽しみだ。(F)

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