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【シネマパラダイス】“ミステリーの女王”アガサ・クリスティーの小説を映画化 「ねじれた家」

 ミステリーの女王と呼ばれるアガサ・クリスティーは1920年のデビューから現在まで20億冊が売れているという。彼女の同名小説を仏のジル・パケ=ブレネール監督が映画化。実在する豪壮な邸でのロケが雰囲気を盛り上げる。上映時間115分。19日公開。

 レストランとホテルの経営で巨万の富を築いた大富豪が毒殺された。孫娘ソフィア(ステファニー・マティーニ)は元恋人で私立探偵のチャールズ(マックス・アイアンズ)に犯人捜しを依頼。彼が大邸宅を訪ねると富豪の亡き前妻の姉イーディス(グレン・クローズ)が一族を仕切っていた。2人の息子は破産・倒産寸前、若い後妻には愛人がいて、全員に殺人の動機がある。ロンドン警視庁の協力でチャールズが突き止めた犯人は意外にも…。

 【ホンネ】大富豪毒殺事件をめぐる群像ドラマというクリスティー得意の展開。探偵役のアイアンズは名優ジェレミー・アイアンズの息子で演技力もある。だが地味な印象を受けるのは、ポアロのように強烈な存在感がないからだろう。(映画評論家・おかむら良)★★★☆

 ★5つで満点

 ☆=星半分

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