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【大鶴義丹 それってOUTだぜ!】テレビにYoutube、Netflix…無限に広がる「チャンネル迷宮」 (1/2ページ)

 イマドキの若者とテレビの「距離感」というものが、雑誌やネット記事において話題になることが多々ある。

 栄華を誇ったテレビというメディア帝国の凋落を、揶揄して楽しんでいるのだろうが、テレビというメディアに「おまんま」を食べさせてもらってきた私たち世代の俳優としては、物悲しい思いに駆られる。

 私がテレビのドラマやバラエティーを振り返るとき、どうしても外せないタイトルが3つある。

 「3年B組金八先生」(1979~2011年)

 「天才・たけしの元気が出るテレビ」(85~96年)

 「ガチンコ!」(99~2003年)のラーメン道シリーズ

 子供の頃から今に至るまで、かなり斜め目線の持ち主である私自身が、テレビと現実の境目を見失いかけてしまった作品であるからだ。

 実例でいうと、思春期では学校で金八先生のような熱血教師を求めて、青春時代には元気の出るテレビがあおる企画イベントに押し寄せ、大人になってからは佐野実氏(故人)のラーメンを食べに行ったものだ。

 しかし今やテレビメディアの真骨頂だった、それらの「手法」は神通力を失っている。SNSで「正しさ」を悪用した足の引っ張り合いが常態化している現代では、強い味のコンテンツは、コンプライアンスに縛られているテレビでは作れなくなってしまったのだ。

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