記事詳細

【ぴいぷる】香取慎吾、誰も見たことがない“国民的アイドル”の姿 「40代だから演じることができた」 映画『凪待ち』公開 (1/3ページ)

 笑顔はない。スクリーンに映るその表情からは、華やかな世界の第一線を突っ走ってきた“国民的アイドル”のオーラは一切、消し去られていた。絶望の淵で生きるすさんだ男の顔だけが、銀幕に映し出される。

 「映画のテーマは喪失と再生。人は誰もがみな喪失と再生の繰り返し。どちらも経験せずに生涯を終える人などいない…。そんなことを考えながら演じました」

 2017年、稲垣吾郎、草なぎ剛と3人で公式ファンサイト「新しい地図」を立ち上げ、本格的に俳優活動を始動してから2作目となる主演映画「凪待ち」が28日、全国で封切られた。

 「まだ誰も見たことがない香取慎吾を撮る!」。彼を主演俳優に抜擢した白石和彌監督はクランクイン前、こう豪語した。

 「凶悪」や「孤狼の血」など久しく邦画界が忘れていたハードボイルドの傑作を次々と手掛ける気鋭監督と、正義感あふれるヒーロー像が似合う国民的アイドルとのタッグ結成に、映画ファンは大きな期待を寄せた。

 「怖い監督だと思っていたら優しくて。ただ本気でぶつかり合う現場でした。そんな現場は嫌いじゃない。楽しかった」

 主人公の郁男は競輪場通いの自堕落な生活を送っていたが、人生をやり直そうと決意。内縁の妻、亜弓(西田尚美)の故郷・石巻市へ引越しし、印刷工場で働き始める。新しい生活が始まった矢先、亜弓が遺体で発見され…。

 「30代だったら絶対できなかった役。40代だから郁男を演じることができた」と強調した。

関連ニュース