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【個性派書店おすすめの1冊】動物と人間の共生を考える画期的な内容 ピーター・シンガー著、戸田清訳「動物の解放」(人文書院) (2/2ページ)

 安村さんがおすすめしてくれた一冊は、ピーター・シンガー著「動物の解放」。可愛らしい猫本かと思いきや、哲学者が書いた人文書だった。初版が刊行されたのは1975年。人種や性に基づく偏見や差別の撤廃と同様に、動物の解放が必要だと訴えた。「この本をきっかけに、動物福祉の活動が世界的に盛んになっていったという画期的な本」なのだという。

 じつは安村さんは、開店にあたって動物取扱業に登録した。書店には必要がない資格なのだが、猫の保護という社会的活動に関わる以上、取っておくべきだと考えたという。そのための勉強をしていて、本書の存在を知ったそうだ。「これは知っておかなきゃいけない本だったと思えたので、みなさんにもぜひ」。動物と人間の共生について考えさせてくれる、猫本書店らしいセレクト。(阿蘇望)

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