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【織田哲郎 あれからこれから】「音楽をやりなさい!」と断言した占い師いまどこに… 3時間しゃべって迷いが吹っ切れた (1/2ページ)

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 「WHY」「9th IMAGE」というバンドで2回、レコードを出してどちらも失敗に終わりましたから、自分の中では完全に“音楽やっても俺はダメなんだなあ”という気分でした。特にもう人と関わることが嫌になっていました。

 ちょこちょこと人に曲を提供したり、CMを作ったり歌ったりで何とかメシは食えていましたが、すでに頭の中では何か1人で創作できる、音楽以外のものにシフトしようと考えていました。

 ところで、私は小学校の頃から占いが好きで、手相や占星術の本を読んでいましたが、この頃に算命占星術が『天中殺』という言葉で一世を風靡しました。それによると何と「WHY」のデビューはまさに天中殺の年の天中殺の月でした。「それであんなにうまくいかなかったんだな」と思い、そこから算命占星術や四柱推命の本も読むようになりました。

 まあ「WHY」や「9th IMAGE」は運勢以前に「オマエがアホ過ぎなんだよ!」と、今の私が思い切り突っ込みたいところですが。

 そんなわけで占いをちゃんと研究して占い師になるのもいいかなとも思っていました。何だか目に見えないものの仕組みの解明といったことにひかれる傾向があり、ある意味音楽を作る作業もそんな要素がありますね。

 ある日たまたま家の近くの喫茶店に入ったら占いコーナーがあり、占い師のおじさんがとても暇そうに座っていました。早速その占い師に見てもらうことにしました。当時の私は完全に世捨て人チックなルックスで、ぼろぼろのトレーナーにジーンズ、手入れせず伸びた髪に無精ひげ、そしてド近眼ですから、分厚いメガネという風体です。

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