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【織田哲郎 あれからこれから】伝説の「クリームソーダ」のバンド 全力プロデュースで弾みついた (1/2ページ)

 会社「ハッスルミュージック」を立ち上げて1年目には、自分のアルバム『NEW MORNING』をリリースし、ありがたいことにアルバムプロデュースの依頼も2件ありました。そのひとつがロカビリーバンド「ブラック・キャッツ」の『東京ストリートロッカー』というアルバムです。

 このバンドは当時、クリームソーダ(現在も原宿のキャットストリートにある老舗のロカビリーショップ)の店員たちで結成したバンドで、アメリカ西海岸のガールズバンド「ゴーゴーズ」のオープニングアクトとして全米ツアーに同行したり、コカコーラのCMに出演したりと結構人気があったのですが、早々にメンバーが相次いで脱退してしまいました。

 そんな中、クリームソーダの社長である山崎眞行さんから「ボーカルとサックスの2人だけになっちゃったから、織田君なんとかしてね」という、今思えばなかなかに豪快な依頼をいただいたわけです。

 もともと私はロカビリーやロックンロールが大好物ですから、張り切ってアルバムほとんどの曲を書き、知り合いのドラムとベースを連れてきて、ギターは自分が弾いてレコーディングしました。これが自分以外のアーティストをプロデュースした初のアルバムです。当時はプロデューサーとしてもギタリストとしても未熟でしたが、結果的にそれがある種ガレージパンク的な味わいを醸し出して良かった気もします。

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