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【大鶴義丹 それってOUTだぜ!】れいわ新選組・山本太郎君が持っているモノ 「新・市民層」の気持ち掴み躍進 (1/2ページ)

 「れいわ新選組」の山本太郎君とは直接に芝居などをしたことがないのだが、8年ぐらい前に直接にお話をしたことがある。

 ちょうど、自身のツイッターで原発関連の発言をして、予定されていたドラマを降板させられた直後ぐらいだったと記憶している。

 個人的な印象では、世間のイメージより柔らかく、強いことも繊細なことも、冷静に話ができるタイプだと直感した。だが、その時点で、彼の中に生まれていた政治家へのマグマ的な意欲を知る由はなかった。

 その後すぐ、彼は、2012年の衆議院選挙に出馬し、7万票を獲得するも落選した。

 落選後、「日本から脱出したほうがいい、日本は終わりです」などと捨てぜりふを述べたのが悪い意味で話題になった。

 しかし彼はその後すぐの13年、第23回参議院選挙でリベラル系の支援の下に出馬し、66万票を獲得し、4位で参議院に初当選した。

 正直なところ、参議院議員になってから数年間の活動やコメントに対して、私はあまり良い印象を持っていない。日本を憂うまっすぐな気持ちは理解できるが、さすがに稚拙だと思われる言動が多過ぎると思っていた。

 だが昨年あたりから、彼の言動は大きく変わり始め、以前のようなその場だけのパフォーマンスではなくなり、その話題性を戦略的に利用し始めていると思った。

 そして今回の参院選、彼の「れいわ新選組」は比例代表で約228万票を獲得し、2人を国会に送り込んだ。「政党要件」を得て政党交付金を受けとり、党首として存在感を発揮するだろう。

 自身は議席を失ったが、次の衆院選に余裕で勝てることを見据えての意図的な落選であるのは分かり切ったことだ。

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