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【織田哲郎 あれからこれから】ポンポコリンの次だし、ヒデキさんだし… 「走れ正直者」が縁になって西城秀樹さんをプロデュース (1/2ページ)

 エンディングテーマとしての『おどるポンポコリン』は1年で終わり、次の曲は西城秀樹さんが歌うことになりました。

 当時、レゲエやスカのような裏打ちの曲は日本で売れたことがなく、日本人には向いていないなどと言われましたが、ポンポコリンの次だし、ヒデキさんだし、何だか普通のものは作りたくないなぁと思っていましたから、思い切ってスカにしてしまいました。

 結局出来上がってみれば、さくらももこさんの素晴らしくインパクトのある歌詞にヒデキさんの強烈な歌唱で、スカだろうが何だろうが関係ないレベルでとてもパワフルな1曲になりました。こうして出来上がった『走れ正直者』はどうやら日本初のスカのヒット曲と言われているようです。

 その縁で、ヒデキさんのアルバムをプロデュースさせていただくことになりました。

 実は私は中学の頃からヒデキさんには思い入れがありました。英国で暮らした2年間、Tレックスやデヴィッド・ボウイなどがティーンエイジャーの“スター”として君臨するさまを見てきました。ところが日本に帰ってくると、ロックはあくまでマイナーで、ヒットチャートは歌謡曲、ときどきフォークという状態でした。

 その頃、ヒデキさんが『薔薇の鎖』という歌をマイクスタンドを振り回しながら歌っていたのです。「こういうルックスも声もかっこいい人がロックをやってくれれば良いのになぁ」と強く思ったことを覚えています。

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