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【酒井政利 時代のサカイ目】細野晴臣、鈴木茂らシニアが作る“シブい音楽” 若い世代にはまねのできない奥深い“耳新しい世界” (1/2ページ)

 細野晴臣の活動50周年を記念して制作されたドキュメンタリー映画『NO SMOKING』。11月の劇場公開を前に、特報映像がYouTubeで公開され、反響を呼んでいる。

 「自分の映画ができあがって上映されるとは夢のようですが、同時に悪夢だとも思えます。自分も観客の1人として見ることになります。しかし到底客観的な評価などできるはずもありません。どうか見た人が少しでも得ることがあるようにと祈るばかりです」と細野。

 映画は幼少期に音楽と出合ってからの細野の音楽活動の足跡をたどる。はっぴいえんど、YMO、そしてソロとそれぞれの活動が明かされる。近年、ロンドン、ニューヨーク、ロサンゼルスで開催されたワールドツアーのライブ映像も盛り込まれ、ロンドン公演では高橋幸宏、小山田圭吾が参加、坂本龍一も飛び入り出演して、5年ぶりのYMOメンバーの演奏も楽しめる。

 「楽しいことがやりたい」「1日ではちゃんとしたものができないんでね。ずーっとやってきた、年季が入った音楽をやりたかった」と細野が言うように、ベテランの深みを感じる音が随所に散らばっている。

 細野と同様、日本のロックの黎明期、まだはっぴいえんども存在していなかった頃、鈴木茂、小原礼、林立夫らで結成された“伝説”のバンド「SKYE」。

 そのSKYEと音楽活動をともにするのが俳優の佐野史郎。

 狂気的な演技で独特の存在感を放つ佐野だが、バンド活動にも定評がある。彼はソングライターやギタリストとしてもあらゆる表現と密接に結びついたロックンロールを生み出し、ライブチケットが取りにくいアーティストとも言われる。

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