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【帯ドラマ劇場 週刊やすらぎの刻~道】深刻化しためぐみの認知症 「秀さんを殺しちゃったの…」

 ■先週のおさらい

 九重めぐみ(松原智恵子)は認知症が進行し、手がつけられなくなったため病院棟に収容された。めぐみのそばにいようと高井秀次(藤竜也)が病室に押し入ろうとするも、「やすらぎの郷」の若いスタッフたちに力ずくで止められた。長年、スクリーンで天下無双の男を演じてきた秀次はショックを受けた。

 そのころ別の騒動が持ち上がっていた。桂木怜子(大空眞弓)が吹聴していた契約料7000万円もの和服モデルの話というのが、実はウソだったのだ。そもそもは妹分の中川玉子(いしだあゆみ)に7万円できた話だった。本当のことを知った怜子は逆上し、一緒に住んでいた部屋から玉子を追い出した。

 それでも、怜子に恩義があることを忘れずにいる玉子。彼女は怜子にも認知症が忍び寄っていることを知っていた。すでに怜子は一人で服すら満足に着られなくなっていたのだった。

 一方、白川冴子(浅丘ルリ子)は「郷」の調理スタッフとして働いている孫の竹芝柳介(関口まなと)と会えずもんもんとしていた。バー、カサブランカのホッピー(草刈麻有)の機転でようやく再会を果たす。

 「おばあちゃん、あんたのこといつも思っているからね」

 冴子は喜び勇んで栄に報告。すると、栄は黙っていたことを柳介に知らせるべくペンをとった。それは柳介の恋人、広中しのぶ(黒川智花)とひそかに会ったことだった。謹慎中の柳介が大事な時だから、と二人を会わせなかった栄。しのぶが元気でいること、柳介が30歳になる年の正月に長崎の神社で会うという約束を信じていることを伝えた。

 ある日、マロ(ミッキー・カーチス)が突然、「そろそろお迎えが来そうな気がする」と言い出した。そこで、生きているうちに自分で演出した葬式をやって周囲の反応を見たいというのだ。その思いを栄も分かった。

 栄は久しぶりにめぐみを見舞いに行った。めぐみは「秀さんを殺しちゃったの、首しめて」。栄がどんなに、秀次はピンピンしていると言ってもめぐみは聞かない。何度も「殺しちゃったの」と繰り返す。

 「郷」の理事長、名倉修平(名高達男)が実際に、病室まで秀次を連れてきたが、めぐみは、認めようとはしなかった。