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【ぴいぷる】“夫奏婦描”吉野祥江が世界に挑む! 異国の地での苦しみ…絵が救ってくれた (1/3ページ)

 未来への翼があれば、いつ、どこへでも羽ばたいていける。

 ミニー吉野から吉野祥江に改名して、初めての個展『Inspiration of Marionette』が18日から24日まで、高島屋京都店で開催される。夫はミュージシャンのミッキー吉野。だからこそのミニーだったが、海外を視野に入れ、新たなチャレンジに打って出る。

 「世界に挑むのなら、どの国の人にもわかりやすいほうがいい。そう考えて本名にしました。芸術文化の都、京都からスタートできて、とてもうれしく思っています」

 一度はあきらめかけていた画家の夢。東京芸術大学(絵画科)の受験には5回失敗した。

 「2次試験まで行き落ちました。3浪の時点で父の会社が倒産し、一家は“解散”と言われて。あとの2回は働いてお金を貯めて受けて。それでもかないませんでした」

 断念して就職。勤務中に取引先の韓国人男性に見初められ、渡韓した。しかしハングル語はままならず、知人もいない中で心は閉ざされていく。異国の地での苦しみから救ってくれたのは“絵”。

 「当時の夫が悩む私を見かねて、『絵をまた描いてみたら?』と言ってくれて。近くの絵画教室へ通い出したら、おばちゃんたちが『あなたはここにいる人じゃない。大学へ行きなさい』と」

 2003年に合格したのはソウルの弘益大学(ホンデ)の絵画科。成績優秀者となり、05年にはパリ国立美術学校(油絵科)へ留学した。本格的に夢を目指し始めたころ、再び転機は訪れた。

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