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【織田哲郎 あれからこれから】沖縄で死ぬほど寝たら…慢性の頭痛がスッキリ! (1/2ページ)

 私は昔から時間ができると、ふらっと電車や飛行機に乗ってどこかに旅をするのが好きでした。

 2003年の寒い時期、なぜか青森の竜飛岬を1人訪れたのです。確かに寒い時期に北へ行って、居酒屋で熱かんなんてのも最高にすてきです。ただ、この旅は完全に失敗でした。もともと気分がひどく落ち込んでいるときに、なぜ竜飛岬を行き先に選んだのか、自分でもさっぱり分かりません。

 竜飛岬には『津軽海峡冬景色』の歌碑が立っていました。強い風に雪が舞う風景の中、その歌碑のボタンを押すと大きな音で『津軽海峡冬景色』の2番が流れました。

 誰もいない灰色の風景の中、流れる『津軽海峡冬景色』…。待て、待て、待て! これはなんか俺、間違えている、と思いました。

 そんな青森から、当時ソニーミュージックの取締役を退いたばかりの丸山茂雄さんに相談ごとがあって電話をすると、「いま沖縄にいるから来れば?」と言われたのです。私はそのまま飛行機に乗って沖縄に行きました。

 丸山さんの事務所がある宜野湾に着くと、あたり一面に赤い花が咲いています。ヒートテックにコートで凍えていた灰色の世界から、いきなり一面に咲き誇る赤い花。いやもう、脳が状況に追いつけない中、心身が喜んで緩んでいく感覚がはっきり分かりました。

 このときから、時間ができたら沖縄の中部地区に行くようになり、半年後には部屋を借りてしまいました。

 沖縄に行くと、まず死ぬほど寝るのです。なぜかよく分かりませんが、着いて数日はとにかくひたすら眠ります。考えてみれば、私は若い頃からあまり睡眠を取らず、40過ぎても3時間寝れば良しとしていました。

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