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【壇蜜のもっとハァハァしてる?】好きだからこそ… 寝床でもやっちゃう

★其ノ参百弐拾七

 先日、「好きすぎて袖を切る話」というエピソードを2つ立て続けに耳にしました。最初は、好きすぎて袖を…? 何で? と不思議な気持ちでいましたが、話を聞くと「なるほど。それは切っちゃうよね」と納得したのでした。

 両者ともアジア発祥の昔話で、ひとつ目はとある僧侶の話です。ネコを愛する僧侶は大事な講話の前に経典を読んだり休憩したりとプライベートな時間を過ごしておりました。時間が迫ってきたのでよし行きますかと立ち上がろうとすると、法衣の袖の上で猫が昼寝をしていたのです。起こしてはかわいそうと思った彼は袖をナイフで引き裂き、片方ノースリーブで講話に向かった…。

 ふたつ目はとある帝の話。帝が懇意にしている従者と昼寝をしていたら、急用を思い出してしまいます。帝の袖をつかんですやすや眠る従者は自分のお気に入り。迫る時間…起こしてはかわいそうと思った彼は袖をナイフで引き裂き、片方をノースリーブで急用を済ませにいった…。

 起こすのがかわいそうと思うほど好きで、袖をナイフで引き裂くほど好き…これには驚きました。僧侶や帝が片方ノースリーブで目の前に現れたら、私が信者や客人だったら「アシンメトリー。最近流行ってるのかな」と勘違いしそうです。

 以後、読者の皆さまにも好きな気持ちが高まってきたら「いやー、好きすぎて袖切る勢い」と表現していただけたら幸いです。…相手からは確実に「?」という反応をされそうですが、ぜひ一度お試しください。

 好きだからこそ、他はどうでもよくなる気持ちは種や身分を越えるのでしょう。私も猫が好きなので飼い猫が寝床の真ん中を陣取って寝ていても笑顔で端っこで眠ります…というのは少し嘘で、本当は「ねぇー、ちょっとずれてよー」とそっとネコを横にスライドさせます…。だって、本当にど真ん中で眠って、私の入る隙間がないんですもの。

 ちなみに、時代劇のワンシーンで自分の着物を引き裂いてダメになったげたの鼻緒を作り直してあげる…という展開も大好きです。そんなことをしたい、もしくはされてみたいものだと思いましたが、現代ではまず不可能ですね。

■壇蜜(だん・みつ)

 1980年12月3日生まれ、秋田県横手市出身。本名・齋藤支靜加。158センチ、B85・W60・H89。昭和女子大卒。

 レギュラー番組はBS朝日「サウナを愛でたい」、文化放送「大竹まことゴールデンラジオ!」水曜パートナー、TBS「サンデージャポン」(隔週)、NHKラジオ第2「高校講座 保健体育」、文化放送「壇蜜の耳蜜」など多数。

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