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【中本裕己 エンタなう】29年ぶりにリメーク「東京ラブストーリー」の“イラドキ”場面は不変

 90年代の月9ドラマとして人気を集めた「東京ラブストーリー」が29年ぶりに配信ドラマとして復活した。時代を反映して背景は微妙に変わっているが、男と女の間に流れる予測不能のドキドキやイライラは不変だ。

 全11回のうち5回まで配信中。広告代理店に勤めるカンチこと永尾完治(伊藤健太郎)は、地元・愛媛支部から転勤で東京本社へ。部長の和賀(眞島秀和)から同僚の赤名リカ(石橋静河)を紹介される。一方、東京にいる地元の同級生・三上(清原翔)と再会、その酒席に永尾が密かに思いを寄せていた関口さとみ(石井杏奈)やリカも加わる。

 序盤の焦点はカンチとリカの恋愛。同じ素朴な地方出身者の設定でも、熱量全開だった織田裕二と異なり、“伊藤カンチ”は奥手で思ったことがすぐ顔に出る優男。天真爛漫なリカは、鈴木保奈美に負けず石橋の笑顔がまぶしい。例のセリフは、「セックスしよう」から「カンチがほしくなった」に進化。ベッドシーンは、よりセクシーだが「誰にモノにもなりたくない」と宣(のたま)うリカに、カンチはタジタジだ。

 携帯がなかった前作では、待ち合わせのすれ違いにドラマがあった。いまはLINEの画面に悲劇が潜む。三上の浮気を疑う関口からのメッセージが4、5件も並ぶ画面にはゾッとした。プレイボーイ三上の学友である美人医大生、長崎尚子(高田里穂)のツンデレぶりも磨きがかかり、展開から目が離せない。(中本裕己)

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