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【テリー伊藤 狸の皮算用】プロ野球「無観客試合」は伝説級の出来事 今後も生かしてほしい「観客席芸術」 (1/2ページ)

 こういう特殊な状況を、「歴史の目撃者」として楽しんだらどうか。プロ野球の無観客開催のことです。将来、「あのときはあれで面白かったな」と、酒席で話のタネにできればいいんじゃないか。

 例えば、神宮球場のヤクルト対中日開幕戦で、バックネット裏の実況席から「捕手が内角のコースに寄った」などの声がベンチにも聞こえるという、無観客ならではのシーンも、伝説の出来事として語り継がれると思う。

 7月10日から少しずつファンが観戦できるようになるので、こういった珍事も、あと10日でなくなってしまう。このめったにない経験を享受してほしい。

 正直、テレビ観戦している限り、私は無観客でもそれほど違和感はなかった。試合に集中できた。強いて挙げれば、チアガールが登場しなかったのが寂しかったぐらいか。

 無観客開催の間、東京ドームではスタンドをオレンジ色に染め上げていた。巨人のチームカラーの橙魂ユニホームや黒色の応援ボードなどを使って、スタンドに「GIANTS PRIDE」などの文字を描き出した。

 また、ロッテは球界初のリモート応援システム「リモートチアラー」を導入し、自宅観戦のファンの声援を球場の選手たちに届けている。

 北京五輪の開会式で、花火で描いた巨人の足形が国家体育場に近づくCGの演出があったが、ああいったこともいろいろできるんじゃないか。CGを使わなくても、例えば、いろんな動物が観客席に座っていたら楽しいよね。

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