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【織田哲郎 あれからこれから】“たたき上げ”菅官房長官に思う 政治家に「二世システム」は必要なのか (1/2ページ)

 自民党の総裁選が行われますね。立候補された菅義偉さんが二世三世でない“たたき上げ”として、その苦労話が注目されています。逆にいうと二世三世の議員が今は当たり前なんですよね。そこがちょっと不思議なのです。果たして政治家の資質というものは、そんなに遺伝するものなんでしょうか。

 スポーツ選手、あるいは音楽家でも当然、二世で活躍している方々はいます。でもそれは当たり前ではありません。お笑いの人なんて二世の方はほとんど聞かないです。

 どんな職業でもプロになる人というのは、普通の人よりも小さい頃からそのスキルを磨くことを意識的、あるいは無意識的に積み上げてきた人たちです。そしてその中で勝ち抜いてきた人たちです。芸人さんの大半は、小さい頃から面白い奴として、クラスで学校で勝ち抜いてきた人なのではないでしょうか。

 自分の話をすると、高校のころ北島健二という、その後ずっと一流ギタリストとしての人生を送る奴が同級生で友人でした。ある日大勢で喫茶店でたむろしてしゃべっていたとき、有線でかかった曲のギターフレーズに、私と北島だけが反応して2人で声を上げたことがあります。

 その頃は分からなかったのですが、多分みんなでしゃべっているときに流れた曲のギターフレーズなんて、誰も聴いていないのです。結局、私と北島はその後、音楽のプロとしての人生を送っています。

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