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【高須基一朗の“瞬刊”芸能】映画館を救う「アニメ3段ロケット」 ヴァイオレット・エヴァーガーデン→鬼滅→ドラえもん、コロナ禍のハリウッド萎縮で脚光 (1/2ページ)

 アニメ映画「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」が公開初日から1週間を経たずして50億円の興行収入を超え、月内には100億円の大台に届く勢いだ。空前の大ヒットの裏には世界的なコロナ禍でハリウッドが大きく萎縮している事情がある。だが、日本の映画界にとっては、チャンスという見方もあるのだ。

 「今年はコロナの影響で、ハリウッド超大作の公開延期や中止が相次いでいる。国内作品はライバルとなる対抗馬なく、『鬼滅の刃』の公開は絶妙のタイミングとなった」と都内の興行関係者は言う。

 たとえば、昨秋公開予定だった「スーパーマン」のスピンオフ第2弾「ワンダーウーマン1984」は、この秋の上映を一度発表したが、再延期となり12月25日に公開予定だ。また「アイアンマン」「アベンジャーズ」の同名キャラクターを主軸にしたオリジナル映画「ブラック・ウィドウ」も12月のスライド上映となった。

 こうした中、脚光を浴びているのが邦画、とりわけアニメ勢だ。

 昨年、極めて残酷かつ悪質な放火魔によって、多くの尊い命が奪われた京都アニメーション。その京アニが優秀なスタッフの遺志を紡いで制作した新作「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」は9月18日の公開以来、100万人以上を動員し、興収14億円を突破。「泣ける作品」としてロングランヒットを続けている。

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