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【大人のTVプレビュー】時代に合った演出で落語の魅力浸透 「Zabu-1グランプリ2021」BSフジ、30日午後7時

 コロナ禍による緊急事態宣言が再発令されたことで、エンタメ業界は再び窮地に立たされている。落語の世界も同じこと。しかも感染拡大でついに落語家も感染するようになり、多くの寄席が再び木戸を閉めることになっている。

 そんな中でも、若い世代にアピールする落語家も増え、落語は若い世代にも徐々に浸透してきている。まだ大ブームには至っていないとはいえ、このコロナ禍でも配信ライブなどで存在感を放っているのが落語なのだ。

 たった1人で演じきる落語は、言ってみればもっとも密にならない芸能だろう。無観客は少々寂しいが、飛沫(ひまつ)の飛散を防ぐためには致し方ない。そのうえ、笑いも演劇的な要素もあるのだから、かなりオールマイティーな芸能だ。

 番組では、若手で今、一番面白い落語家を決める大会「Zabu-1グランプリ」の第2回を開催する。令和の新時代を生きる注目の若手落語家たちが、コンパクトにブラッシュアップした約5分の古典落語を披露する。

 出場するのは、前回チャンピオンの三遊亭わん丈、2位だった林家つる子、そこに桂三四郎、入船亭小辰、林家けい木、瀧川鯉白、立川寸志、春風亭朝枝、金原亭乃ゝ香という9人。

 3ブロックに分かれて対戦し、そのブロックを制した3人が次の決勝ステージへと進む。戦いの舞台となるのは、東京都内のライブハウス。披露されるのは古典落語ではあるが、大型LEDモニターなどの映像を使用した斬新な演出で、新たな魅力を伝えてくれる。

 総合プロデューサーは落語好きで高座経験もあるDJ KOO。副音声で、初心者でも落語を楽しめるよう、演目や見どころなどを分かりやすく解説してくれるのは、真打である入船亭扇遊と瀧川鯉昇の2人。

 巣ごもり中だからこそ、落語に触れてみるのもいいだろう。(F)

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