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【大人のTVプレビュー】ヒーロー作品へのリスペクト感じるストーリー「ザ・ハイスクール ヒーローズ」(テレビ朝日系、14日午後11時半~)

 子供のころには、仮面ライダーや戦隊ヒーローを見ては憧れたものだ。でも、それは成長していくにつれて、失われていく。気が付けば、ヒーローなんて夢物語だと思うようになる。

 かつて『ウイングマン』という人気漫画があった。アニメにもなったから覚えている人も少なくないだろう。中学生になってもヒーローに憧れる少年が夢をかなえるノートを拾ったことで本物のヒーローに変身するという内容だ。

 本作の主人公は高校生だ。ヒーローの中でも『秘密戦隊ゴレンジャー』に憧れる真中大成(岩崎大昇)が学園の平和を守るため、アカヒーローに変身。仲間をつどって戦っていくことになるわけだ。

 なので、大成に何かあればアカレンジャーが寄り添い、進むべく道を示してくれるのだ。記者は仮面ライダーでは1号がデザイン的にも完成されていて、一番かっこいいと思っている。戦隊ヒーローはいろいろと悩むところだが、こうしてアカレンジャーをみると、これが何ともかっこいい。

 初代ヒーローは、こなれていないように思いがちだが、実は一番洗練されているのだと気づかされた。仮面ライダーしかり、ウルトラマンしかり、戦隊ヒーローしかり。しかしシリーズが続いていくと、どうしてもデザインに変化をつけなくてはならないため、ごちゃごちゃと意匠をつけがちなのである。

 で、このドラマ、戦隊ヒーローが45作品に達したことへのリスペクトを感じさせてくれる。初回に登場した怪人は野球ボールがモチーフだった。これはゴレンジャーの中でも、ユニークな戦いを繰り広げたことで知名度の高い野球仮面へのオマージュに他ならない。

 ヒーロー好きにはなかなか見どころの多いドラマだが、オヤジたちは新聞部員の花を演じる箭内夢菜に注目してほしい。ちょっとムチムチした感じが何ともかわいらしく、まさに眼福である。 (F)

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