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やりたい放題の脚本が抜群! 出演者の新たな魅力を引き出す河合監督の手腕 映画「かぐや様は告らせたい」 (1/2ページ)

 現在公開中の映画『かぐや様は告らせたい-天才たちの恋愛頭脳戦-ファイナル』(河合勇人監督)は2019年公開の前作のヒットを受けての続編かつ完結編。

 物語の核は、ダブル主演のKing&Princeの平野紫耀(24)が演じる白銀御行と女優の橋本環奈(22)が演じる四宮かぐやが「どちらが先に告白するのか」というもの。

 シンプルなストーリーを娯楽作品に高めているのは、河合監督の手法もあるが、物語を行ったり来たりさせたり、種明かしをうまいタイミングで盛り込む脚本のうまさにある。クレジットには徳永友一(45)の名が! あのヒット作『翔んで埼玉』を手掛けた剛腕脚本家である。面白いはずだ。先日、『翔んで埼玉II(仮題)』も来年に続編公開と発表された。

 脚本は、いい意味でやりたい放題である。ナレーションを務める俳優の佐藤二朗(52)をいきなりワイプで登場させる。スクリーン全体を覆うようにテロップを流す。イチローや五郎丸らルーティンポーズを拝借したかと思えば、白銀の父を演じる俳優の高嶋政宏(55)はブリーフ1枚にカメラを担いで「ナイスですねぇ」と話題作『全裸監督』のパロディー、映画『ミッション・インポッシブル』でのトム・クルーズの侵入スタイルまで遊び心の至れり尽くせり。菅義偉首相もしっかりパロディー化されている。ここに林家ペー・パー子を登場させるか! と突っ込みたくなる場面もある。

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