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【シネマパラダイス】窪美澄の同名短編小説を実写化 繊細な感情を巧みに表現、深いヒューマンドラマに 「かそけきサンカヨウ」

 人気作家、窪美澄の同名短編小説を『愛がなんだ』の今泉力哉監督が実写化。繊細な感情を巧みに表現し、深いヒューマンドラマに仕上がった。

 幼い頃に母の佐千代(石田ひかり)が家を出てから、父の直(井浦新)と2人で暮らしてきた高校生の陽(志田彩良)。そんな生活は父の再婚で突然終わりを告げ、陽は4人家族の新たな暮らしに戸惑いを感じていた。その悩みを同じ部活に所属する陸(鈴鹿央士)に打ち明け、絵描きである佐千代の個展に陸と一緒に訪れるが…。

 メインキャストの若手2人を取り巻く、井浦、菊池亜希子、西田尚美らの存在感がいい味。15日公開。上映時間1時間55分。

 【ホンネ】ちょっとした心の揺れや些細(ささい)な出来事、両親には打ち明けられない悩みなど、大きな事件はないが、緩急のバランスが良く、飽きさせない。丁寧な描写に好感&共感度大。 ★★★☆(映画評論家・安保有希子) ★5つで満点、☆=星半分

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