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【新・カジノ情報局】ソウルカジノ周遊(1) 南大門市場の革ジャン屋で3万円“勝負” (1/2ページ)

 片山真さんとの正月対談で、今年の目標を「韓国カジノの制圧」と言った。しかし出撃しようと思った矢先、韓国でもコロナウイルスが広がった。やむなく遠征を延期する中、韓国のムン・ジェイン大統領は2月半ば、「コロナウイルスはまもなく終息する」と宣言した。ところが、そう言った途端に韓国内で感染者が急増した。

 自信を持って下した決断が派手に裏目に出たということは、ムン・ジェイン氏はたぶんバカラには向いてないだろう。

 それはさておき、カジノの面白さは街の魅力と切っても切れない関係にある。そのため、カジノの地元はあの手この手で魅力を高めようとするが、無理な観光振興ではなく、ありのままが面白ければ何よりだ。

 そんなわけで今回は、昨年行った韓国取材の「後編」として、カジノを取り巻く街の様子をお話ししたい。

 ソウルで観光の一翼を担うのが市場だ。南大門市場はその一つ。やってきたら路地が複雑でいきなり迷った。そこに見知らぬおじさんが現れ、「いい革ジャンあるよ」とささやいた。

 彼は革ジャン屋の店長だった。店に連れていかれると鹿革のジャンパーを見せられた。値札には日本語で27万9000円とある。目の飛び出すほどの金額だ。

 「こんなに高いの買えるわけないじゃん」

 「ちゃんとマケるから」

 「いくら?」

 「15万円でどう?」

 いきなり半値ちかい値引きだが、高いことには変わりない。

 「無理、無理」

 「じゃあ10万円は?」

 「まだ高すぎる」

 と言いながら、意外に簡単にマケるものだと思った。ふと、ある記憶が蘇った。むかし通った革細工教室で、革ジャンはよほどのブランド物でない限り、原価はたいてい3万円以下だと聞いたことがあったのだ。

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