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【新・カジノ情報局】ソウルカジノ周遊(4) “逆張り作戦”が成り立たない…インド人と情けない争い (2/2ページ)

 ■ディーラーよ怒るなよ!

 ルーレットにはさっきのインド人がいた。しかしあれほど積み上がっていたチップが無くなっていたばかりか、元気までもが無くなっていた。

 外に行っている間に出目の波が変わったのだろうが、波が変われば潮目も変わるはず。さっきの負けを取り返すチャンスだ。

 テーブルについてチップを買うと、インド人もチップを買い足した。彼がゲームを続行するとわかると、ぼくの頭に一つの作戦が浮かんだ。

 あんなにあったチップが無くなったということは、彼のカンは完全に裏目に出ているということだ。だとすれば彼の逆目に賭ければいいが、バカラや大小とは違い、ルーレットでは赤黒以外に明確な逆目はない。ウィール(回転盤)の反対側に賭ける手もあるが、彼は適当に賭けているだけ。要するに運任せにやっているのだが、それで外れているのは運に見放されている証拠だ。

 さっそく彼が賭けていない目に賭けると当たった。次も当たって、「よし、連勝街道突入だ!」と思った矢先、こちらの作戦が読まれたのか、ぼくより先にインド人が賭けなくなった。彼が先に賭けてくれないと逆張りの作戦が成り立たない…。

 彼に目を向けると「どうぞお先に」といわれたので、「あなたこそお先に」とやり返すと、インド人は「あなたこそ」と譲らない。これを何度か繰り返していると、ムッとした顔のディーラーから「ベット・プリーズ!」と催促された。(作家・松井政就)

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