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【内田浩司 小倉競輪祭 なう&リメンバー】競輪祭4日目 18年ぶりの店で十八番を歌う

 昨日は夕刊フジのOさんと小倉駅前で待ち合わせ、昼飯にうな重をごちそうになってしまった。オレは上機嫌で2つのガールズ決勝を見るために小倉競輪場へと向かった。11レースは応援していた高木真備が負けた。優勝したのは佐藤水菜。彼女の思い切りが目についた。

 自信をつけて臨むガールズグランプリは要注意。敢闘門へ戻ってきた高木真備は言い訳もせず、淡々と持ち物を片づけていた。「マキビーム」をお願いするのはまた今度だな。小林優香が以前ほど目立たなくなったのは周りのレベルが上がったからだろう。それなら優香はもっと練習して強くなるしかない。

 12レースは児玉碧衣が危なげなく優勝。11秒5の必殺まくりを武器にクイーン健在を示した。前人未到のガールズGP3連覇へ舞う。ゴールの瞬間「2着はシャケ(荒牧聖未)だ!」と隣で叫んだのは友人のベテランN記者。これ、うまいな(笑)

 尾方真生は仕掛け遅れで何もできなかったが、これも経験。スローから一気にトップスピードに立ち上がる展開が多いガールズケイリンは考えていては遅れる。考えるな感じろ(Don’t think.FEEL)ブルースリーの名言がピッタリだ!

 タクシーに乗って歓楽街へ向かい、Wのドアを開けた。ここに来るのはなんと18年ぶり。44年間もお店を守ったご夫婦は70歳になっていた。居心地のいいお店で20代のころからレース帰りによく立ち寄った。始めは伊集院静先生の“名代”としてきたつもりだったが、自分の思い出を振り返る時間になっていた。

 「コージくん最後に一曲歌って」とマイクが目の前に来たので、十八番の『時代おくれ』を歌い店を出た。そういやS1から落ちたころの十八番は『昔の名前で出ています』だったっけな。(元競輪選手)

 ■内田浩司(うちだ・こうじ) 1962年8月26日生まれ。福岡県出身。83年4月に51期生としてデビューし、S級上位で活躍。2015年10月29日に引退。通算435勝、優勝34回(記念Vは92年門司記念など6回)。FI先行・吉岡稔真(としまさ=福岡・65期)元選手の兄弟子で連携は多数。実直な性格と厳しい指導から“鬼軍曹”として恐れられていた。夕刊フジ競輪面にコラム『当てちゃる券』を連載中。競輪祭では特別コラム『小倉競輪祭 なう&リメンバー』を執筆。