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【どこまで分かる その検査】がんのリスク検査、5ccの採血だけで現在のリスクを3段階表示 (1/2ページ)

 味の素が開発し、2011年に実用化された「アミノインデックスがんスクリーニング(AICS)」という検査。たった5ccの採血だけで、男性は「胃がん」「肺がん」「大腸がん」「すい臓がん」「前立腺がん」の5種、女性は「胃がん」「肺がん」「大腸がん」「乳がん」「すい臓がん」「子宮がん・卵巣がん」の6種のがんのリスクが分かる。

 どんな技術を用いているのか。臨床での検証を行っている三井記念病院総合健診センター(東京)の山門實特任顧問が説明する。

 「人の体の20%を構成しているタンパク質は、20種類のアミノ酸から作られています。そのアミノ酸は血液中にも含まれ、それぞれのアミノ酸濃度が一定に保たれています。しかし、病気になるとアミノ酸濃度のバランスが変化します。AICSは、健康な人とがんである人のアミノ酸濃度のバランスの違いを統計的に解析して、がんである可能性を評価しています」

 ただし、将来のがんのリスクが分かる遺伝子検査と違って、AICSで分かるのは検査を受けた現時点でのリスク。それぞれのがんである可能性が3段階で示される。

 「ランクA」はがんである可能性は低く、一般の人ががんである確率を1とした場合のリスクの倍率は「0・3~0・7倍」。「ランクB」はやや高く「1・3~2・1倍」。がんの可能性が最も高い「ランクC」は「4・0~11・6倍」だ。その精度はどうなのか。

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