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【おやじ酒場】心の垣根を外す酒食 話食ダイニング「おせっかい屋」JR山手線・神田駅 (1/2ページ)

★話食ダイニング「おせっかい屋」JR山手線、東京メトロ銀座線など・神田駅

 神田はビジネスの街でありながら昔ながらの風情も漂う。駅周辺は大小の大衆酒場がひしめく酒場天国、サラリーマンのオアシス。毎日飲み歩いても飲みきれないほど居酒屋は星の数。きのうは東できょうは西…。さすらう呑兵衛の行きついた先はイキで鯔背(いなせ)な居酒屋だった。

 神田駅西口商店街の中ほどには佐竹稲荷。斜め向かいに大きな「おせっかい屋」の看板。少し薄暗い階段を降りていくと、美人女将(おかみ)の甲斐さや香さんが「いらっしゃいませ」。

 店の最奥には4人は座れるバーカウンター。手前からテーブル席が5卓。腰を下ろして生ビール(499円)でグビリとのどを潤した。名物は激安のアテ。月水金はチキン南蛮(799円)、火木土が鶏刺盛(999円、写真(上)左から胸肉、ささ身、砂肝、白レバー)が10円というから驚きだ。「地下の目立たない店においでいただいたお客さまへの感謝の気持ち。2大看板メニューを提供させていただいています」と女将。この夜はチキン南蛮。さっぱりと揚がったジューシーな肉に特製のオーロラソースがうまくまとめられてやさしい口当たり。ジョッキを持つ手が止まらない。

 この街で店を構えたのは「仲間と集える場所をつくりたい」と、オーナーで女将の夫、甲斐淳平さんの発想。3年前からは「おせっかい屋落語会」を開いている。「垣根を外して店ごと仲間に」という“話食”から生まれた企画。12回目の2月17日は二つ目の三遊亭光吉さんがご機嫌を伺う。終演後の“打ち上げ”も楽しめるようだ。

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