記事詳細

吉呑みvs呑みすき 牛丼チェーン「ちょい飲み」対決の軍配は (3/4ページ)

 吉野家が新しい店舗戦略として打ち出しているのは「女性も入りやすい」店舗。恵比寿、五反田、秋葉原、大井町などに新しいコンセプトで店舗を設定している。それぞれの店舗形態・サービス形態が同一でなく、吉野家も試行錯誤している様を見ることが出来る。これからの吉野家を占うつもりで来店してみると面白い。

 恵比寿と大井町の店舗はセルフサービスを基本とし、喫煙スペースを確保している。受動喫煙防止の観点から、男性女性を問わず喫煙可能な店舗が少なくなっている中で、喫煙スペースの設置は試行錯誤の一つなのだろう。

 キッチンスペースの見直しにより、他の店舗と異なり「揚げ物」が提供可能となっている点も強みだ。取り扱う品目が増えることは、消費者から選ばれる機会も増えることだろう。大井町店では夕食に力を入れている。とんかつ定食も提供しているため、家族連れで来店している風景も見ることができた。

 いろいろな店舗展開を試みながら、提供する商品を拡充しつつある吉野家の吉呑み。店舗によりおつまみメニューが異なるので、店舗をはしごするのも楽しいと考えられる。

 一方、吉野家に遅れること2016年。外食産業の雄であるすき家がちょい飲み需要取り込みの実験を開始した。その名も「呑みすき」。まだ実験中のため、ほとんどお目にかからないかも知れない。品川から至近にある高輪三丁目店や三田店を覗いてみた。

 三田店は店舗の2階スペースを呑みすきとして設定。訪問時は女性客の姿も見られた。2階ということで人目に触れないからかも知れない。また同店舗2階には喫煙スペースも完備されており、アルコール飲料だけでなく、喫煙する人にも選ばれる店舗のひとつだろう。

 呑みすきで特筆すべきメニューが、バッファローチキン(5本220円)。フライヤー設置のすき家ならではの商品。単体でも揚げたてで美味しい。ますますビールが進む味わいである。ひとつのサイズが小さいので、一人で10本注文しても大丈夫と思われる。枝豆(1皿150円)は冷たかったが、牛すじ煮込み(1皿300円)は温かく美味しい仕上がり。

 実験中ということで、店舗により提供しているアルコール類は異なる。また余談であるが三田店は2階で呑みすきを展開している関係上か、スタッフの人員によっては「2階お休み」という日もあった。

NEWSポストセブン
zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう

関連ニュース