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【予備群も危ない!糖尿病でリスク上がるがんと認知症】高血糖を放置すると危険なワケ 糖尿病でリスク上がるがんと認知症 (2/2ページ)

 しかし、読者の中にはこれよりも低い値で注意が必要と言われた人もいるだろう。空腹時血糖値でいうと100~109 mg/dL、HbA1cが5・6~5・9%の場合は、将来糖尿病を発症するリスクが高いタイプとみなされ、注意をうながされる。

 そもそも、なぜ高血糖の状態、つまり、血液中にブドウ糖が多く長く留まっている状態がよくないのだろうか。

 「血管の壁のタンパク質とブドウ糖がくっついて、AGEと呼ばれる終末糖化産物が増えてきます。これが血管を傷つけて、最小血管障害や大血管障害を起こします」

 そう説明するのは、動脈硬化や食事などに詳しい東京・芝浦スリーワンクリニック名誉院長の板倉弘重医師だ。細小血管障害とは糖尿病3大合併症のことで、大血管障害とは心臓病や脳卒中などの動脈硬化による病気のことだ。

 板倉医師はさらに、「(引き返せるうちに)血糖値を下げることができれば、3大合併症は防ぐことができます。しかし大血管障害は血糖値を下げるだけでは防げません」と話す。がん、認知症などの合併症についても同じだという。

 血糖値を下げ、さまざまな合併症を防ぐにはどうしたらいいのか、次回説明する。(石井悦子)

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