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【ドクター和のニッポン臨終図巻】北島三郎次男・大野誠さん 夢追った男の孤独死、形見の音楽がサブちゃんの悲しみを癒やしていく (1/2ページ)

★北島三郎次男・大野誠さん 

 在宅医として、さまざまな家族のドラマに立ち会います。百の死があれば、百通りのドラマがありますが、やはり子が親よりも先に逝く「逆縁」の別離に立ち会うときは、本当に辛いです。

 歌手、北島三郎さんの次男で作詞・作曲家の大野誠さんが、東京都内の自宅で亡くなりました。兄によって発見されたのは3月3日のこと。死因は心不全。51歳の若さでした。一人暮らしのため死後8日が経過していたといいます。

 「大事な、大好きな、かわいい、わが子が先に旅立ってしまったという…そんな辛さがあります」

 3月7日に記者会見を開いた北島さん。いつもの元気溌剌なオーラはなく、憔悴しきった表情で声を絞り出す一人の父親の姿でした。

 死因は心不全ということで、心臓にトラブルがあったのかという記者の質問に対しては「全く感じなかった。彼はもし、それだとしたら、俺に隠していた。昔から思いのままに一人でやるのが好きでしたから」と答えていました。

 大野さんの死に関してはいくつかのメディアからコメントを求められました。昨年末に出版した拙著『男の孤独死』(ブックマン社)が話題になっているからでしょう。

 孤独死の男女比は8対2で、男性が圧倒的に多いのです。他者とのコミュニケーションの取り方の違いがあるかもしれません。男性は一人で何かをするのが好き。おまけに男性は医者嫌いが多いことにも起因しています。

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