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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「新年度」》新米店員はおばあちゃま (1/2ページ)

 とあるファストフード店のお昼どき。「いらっしゃいませ」の声があまりに丁寧だったのでそちらを見ると、グレイヘア(白髪)をおだんご髪に結わえ、口にはほんのり紅をさした、小さなシニア女性が満面の笑顔で接客していました。

 名札には緑と黄色の「初心者マーク」が貼られ、まだ新人のようです。だからでしょうか、注文メニューの復唱も一品、一品をゆっくりと丁寧に確認していました。

 しかしファストフード店の昼時には少々ペースがそぐわなかったのか、横にいた指導役の先輩店員がカリカリとした態度で「それはこう!」とダメ出しを始めました。それでも笑顔を絶やさず、先輩に従いながら接客を続けようと努める新米シニア店員に、私は心の中で「どうかくじけず、慣れるまではがんばって耐えて」とエールを送ったのでした。

 最近、ファストフード店やコンビニエンスストアでシニア店員の接客を受けることが増えてきました。どちらもスピーディーな接客が“命”で、どちらかと言えば若者向きの職場のようにも感じますが、てきぱきと家事をこなしてきたベテラン主婦なら、適性があるとも思います。

 ある時、冒頭とは別のファストフード店できれいにテーブルを拭きあげていたのは、シニアの女性店員でした。特に掃除や調理といったことなら、主婦ならではの家事スキルが仕事にも生かされることでしょう。

 人生100歳時代といわれていますが、今後、働くシニアはますます増えそうです。その働き方は、バリバリというよりは、体力・気力に応じてゆるゆる、がちょうどよさそう。

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