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【安達純子 健康寿命UP術】寝つき悪いと高血圧・糖尿病リスクが2倍に 睡眠環境の見直しで健康寿命UP (1/2ページ)

 睡眠は“心身の健康”に役立つといわれる。過去の疫学研究などでは、7時間前後の睡眠時間が死亡リスクを低くし、ぐっすり眠ることで、生活習慣病、心筋梗塞や脳卒中などのリスクも下がると報告されている。

 「睡眠は、疲れた脳や体を休ませ、心身のストレスを解消する、脳に入ってきた情報を整理して記憶にとどめる、免疫力を維持するなど、体と心の健康で大切な役割を果たしています。眠ることを疎(おろそ)かにすると、健康を害するのです」

 こう話すNPO法人日本ブレインヘルス協会の古賀良彦理事長(杏林大学名誉教授)は、睡眠と脳の関係について長年研究している。

 「寝つきが悪い、あるいは、夜中に何度も起きるようなことが続くと、高血圧や糖尿病の発症リスクは約2倍になります。すでに生活習慣病の人は、悪化させると考えていただきたい。睡眠は時間の長さと質が大切です」

 とはいえ、ぐっすり眠りたくても、仕事などでストレスを抱えていると、布団に入っても怒りや不満などが思い起こされ眠れないことがある。真っ暗な部屋の中で、イライラした気持ちがつのり、枕元のスマートフォンで気を紛らわそうとすると、さらに眠れなくなる。

 ストレスで眠れないときには、真っ暗な部屋とスマホは逆効果となる。「脳の仕組みとして、真っ暗な部屋では不安がつのるのです。足元を照らすようなほのかな明かりがあった方が、心は落ち着きます。また、寝る前にスマートフォンを操作すると、光の刺激で中途覚醒しやすくなるので止めましょう」

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