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【安達純子 健康寿命UP術】加齢とともに乱れやすい睡眠リズム 日中の活動量上げてカバーを (1/2ページ)

 国内で不眠に悩む人は1500万~2000万人と推計される。年を重ねるごとに「布団に入っても眠れない」という人が増えてくる。寝つきが悪いゆえに、生活習慣病などで通院しているかかりつけ医に、「睡眠薬をください」と要望する人までいる。なぜ高齢になると寝つきが悪くなるのか。

 「睡眠中は、脳が休むノンレム睡眠と、身体が休むレム睡眠が周期的に交互に繰り返されます。これは、睡眠の質を左右する大切な周期です。しかし、残念ながら多くの人は高齢になると、このリズムが少なからず損なわれるのです」

 睡眠障害に詳しいNPO法人日本ブレインヘルス協会の古賀良彦理事長(杏林大学名誉教授)はそう説明する。

 睡眠は、体温や血圧、ホルモン分泌などの生体リズムと連動しているが、加齢に伴いこのリズムが乱れやすくなる。さらに、ノンレム睡眠の質が悪くなるようなことも起こる。結果として、「寝付けない」「夜中にすぐ目が覚める」といったことにつながるそうだ。

 「病気ではなく理由もなく、眠れない状態が続く『精神生理性不眠症』という症例があります。“眠れないこと”に悩んで眠れなくなるのが特徴です。睡眠は健康に役立ちますが、眠れないことに悩み過ぎないでいただきたいと思います」

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