記事詳細

【ドクター和のニッポン臨終図巻】衣笠祥雄さん、亡くなる4日前まで野球解説 弱音吐かない“鉄人”最期まで健在 (1/2ページ)

★衣笠祥雄さん

 4月28日のマツダスタジアムの広島カープvs阪神タイガース戦は、野球解説者で元プロ野球選手の衣笠祥雄さんの追悼試合として行われました。7対5で広島が勝利。赤いユニホームを着たファンの中には、広島時代の衣笠さんの背番号で永久欠番となった「3」を掲げながら黙祷(もくとう)を捧げている人も多くいました。いかにこの方が愛され続けた存在だったかをしみじみ感じました。

 享年71。今年1月に70歳で亡くなった星野仙一さんの後を追うように、昭和のスター選手がまた一人、逝きました。

 死因は大腸(上行結腸)がんとのことです。大腸がんで亡くなった人の訃報を聞くたびに、「悔しいなあ。早期発見すれば治ったかもしれないのに」と医者としてはつい思ってしまいます。

 日本人で現在、もっとも罹患(りかん)率が高いのが、大腸がん。この20年で約2倍にも増えています。

 増加の理由としては、もちろん高齢化もありますが、食生活の欧米化、つまり肉(牛肉や豚肉)や脂肪を食べる機会が増えたことも大きく関係しています。

 肉や脂肪を消化するためには、肝臓から胆汁というものが大量に分泌されます。この胆汁が酸化し、二次胆汁酸になると、発がん物質となり大腸の粘膜に悪さをすることがわかっています。

 最近は糖質制限ダイエットブームも手伝って、「ごはんはNGだけど、お肉ならいくら食べてもOK」という風潮が続いているので、さらにこの国の大腸がんが増えるのではと心配です。どうかバランス良い食事を心がけてください。

zakzakの最新情報を受け取ろう

関連ニュース