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【松浦達也 肉道場入門!】焼肉定食のルーツは創業50周年を迎える大阪「大同門」にあり (1/2ページ)

 昭和の頃、「○肉○食」という漢字の穴埋め問題のパロディーが流行ったことがある。当時、あるゲーム会社などは、新卒向け募集広告のキャッチコピーに「□肉□食は弱肉強食か焼肉定食か?」と謳い、その意図をリクルート雑誌で解説したほど、一世を風靡したネタである。

 その「焼肉定食」の起源は大阪にあるという。今年、創業50周年を迎える大阪の焼肉店「大同門」が創業間もなく売り出したのが、「焼肉定食」だったのだ。

 そもそも焼肉が「メジャーなごちそう」として世の中に受け入れられるようになったのは、ここ数十年のことだ。

 1970年の「外食元年」以前は、得意先の接待などのケースを除けば、外食自体が一般的な行為ではなかった。外食は誕生日などのお祝いやクリスマスなどハレの行事だった。それだけに老舗の焼肉店も黎明期には売り上げに苦労した店も多い。

 大同門も例外ではなく、創業直後は客足が伸び悩んだ。さまざまな施策を繰り出したうちの一手が松花堂弁当にヒントを得た「焼肉定食」だった。

 弁当箱のスタイルで提供された「焼肉」料理は、ファミリー層や女性客など「焼肉」になじみの薄い層でも気軽にそのおいしさに触れられる。

 客足に苦しんだのが嘘のように、売り上げは一気に5倍。テレビCMなどの相乗効果もあって、関西圏で一気にその知名度を押し上げた。

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