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【ドクター和のニッポン臨終図巻】西城秀樹さん、リハビリの様子をテレビで何度も見せたワケ (1/2ページ)

★西城秀樹さん

 私事ですが今夏、還暦を迎えるにあたり生前葬を行うことを決めました。ここまで生かしていただいた皆様への感謝の会です。「カズヒロ、カンレキ!カンゲキ!」と書いた案内状が刷り上がってきた日、西城秀樹さんの訃報が飛び込んできました。5月16日、急性心不全で逝去。63歳でした。

 その夜、神戸・三宮の繁華街を歩いていたら、方々から聞こえてきたのは、「ヤングマン」と「傷だらけのローラ」。この瞬間、日本中で何千、いや何万という人が秀樹さんの曲を歌っている…これって「国民葬」じゃないか! 気づけば私も、夜更けの街角で秀樹さんの歌を口ずさんでいました。

 2度の脳梗塞の後遺症と闘い続けた秀樹さんの見事な生き方は、すでにさまざまな報道でご承知かと思いますので、今日は脳梗塞とリハビリに焦点を当ててお話ししましょう。

 脳梗塞とは脳の血管が詰まる疾患です。脳内出血やクモ膜下出血などと合わせて脳卒中と総称されます。わが国の脳血管疾患の総患者数は約118万人(2014年度)。このうち、脳梗塞が約7割を占めています。

 脳梗塞の治療は時間との闘いです。めまいやふらつき、手足のしびれや脱力感、急に言葉が出なくなる、物が二重に見えるなどいつもと違うなと思ったときは、直ちに脳外科のある病院に行き、正確な診断と最新治療を受けてください。最近は心房細動に由来する脳塞栓(そくせん)症に対し、カテーテルによる血栓回収療法ができる時代になりました。

 脳梗塞は、寝たきりになる原因の第1位と言われています。早期からリハビリを行うことで後の生活が大きく変わります。後遺症を克服して社会復帰する人もいます。

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